3月9日に開幕を迎える第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、3大会ぶりの世界一を目指す日本代表の栗山英樹監督(61)が本紙のインタビューに応じた。メジャー組の大谷翔平投手(28)=エンゼルス、ダルビッシュ有投手(36)=パドレス、鈴木誠也外野手(28)=カブス=が出場を表明するなど、史上最強の呼び声高い「侍ジャパン」を率いる思いを激白した。 (聞き手・片岡将)
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――大谷、ダルビッシュ、鈴木が参加を表明。メジャー経験者の力とは
「過去、頑張っている選手たちに話を聞いてみると、米国を知っている選手たちのアドバイスだったり、仲間というのがすごく大きかったとみんな言っていた。そういう意味で何人か、投打に入ってほしいという思いもすごくあった。これはもう間違いなく、大きな力になる」
――注目される大谷は先発登板して、どこかの打順にも入る構想か
「実際に3人、米国から参加しますというふうになって、僕がやらなきゃいけないのは、それぞれの選手がいろんな契約をしているので、どういう使い方ならOKかを各チームと話し合うこと。僕がやりたいからと言ってできるわけではない。本人もそうですし、みんなで共有しなければいけない。それは今から。ただ僕の中では、こういう形が一番勝ちやすいというパターンがたくさんある。そういうものをこれから話し合いをしながら方向性を出していく。具体的になっているので、余計なことを言えなくなっているところもある」