NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第64話が4日、放送され、ヒロイン、岩倉舞(福原遥)の実家のリビングに飾られていたビリケン風の置物が久々に登場し、重要な会話のきっかけになる展開がドラマファンを唸らせた。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、町工場で生まれた舞が空を飛ぶ夢に向かう物語。話題の置物は、幸運の神の像として親しまれている「ビリケン」に似た姿をした人形が未確認飛行物体(UFO)のようなものの上に座って足の裏をこちらに向けている珍妙な金色のオブジェで、第40話(昨年11月25日放送)で初登場した。舞の兄で投資家として活躍する悠人(関ジャニ∞・横山裕)が送ってきたが、得体が知れず、価値もよくわからないことから当初、岩倉家ではみんなに迷惑がられていた。
ドラマはこの日から第14週「父の背中」(第64~66話)が始まり、舞の父、浩太(高橋克典)が経営する「IWAKURA」が、リーマンショックの影響で経営危機に陥るなか、普段は実家に寄り付かない悠人が珍しく工場を訪問。その晩、家族と一緒に夕食をとり、悠人がその置物がリビングに飾られていることに気づくと、母のめぐみ(永作博美)が「毎日見てたら、何や、かいらしくなってきてな」と愛着が湧いたことを明かした。このやりとりにSNSが「出たー!謎の置物」「リビングに飾ってたんだ」「愛着わいてきたお母ちゃんw」などと沸いた。