岸田文雄首相は4日、訪問先の三重県伊勢市で年頭記者会見に臨み、令和5年は日本経済と国際秩序がともに歴史の分岐点を迎えているとして「新たな挑戦をする1年にしたい」と述べた。
首相はこれまでの政権運営について「時代の大きな転換期にあって、未来の世代にこれ以上先送りできない課題に正面から愚直に挑戦し、ひとつひとつ答えを出していくことが岸田政権の歴史的役割だと思ってきた」と指摘。その上で今年実施する政策に関し、「新しい経済の好循環の基盤を起動し、異次元の少子化対策に挑戦したい」と強調した。
現職首相による参拝は新春の恒例行事で、首相は2年連続。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた令和3年は菅義偉前首相が参拝を見送り、年頭会見も官邸で行っていた。