大阪府の吉村洋文知事と大阪市の松井一郎市長は4日、市内で開かれた新年互礼会にそろって出席した。財界関係者らを前に、吉村氏は「みなさんと一緒に、成長する、元気な大阪を作っていきたい」。松井氏は長引く新型コロナウイルス禍に触れた上で、「1人1人が感染対策を講じながら日常の経済を取り戻せる1年にしたい」とそれぞれ抱負を述べた。対面形式での開催は3年ぶり。
また吉村氏は、2025年大阪・関西万博や、JR大阪駅北側のうめきた2期の開発など、大規模事業を大阪府市で協調しながら進める意義を強調。「府市一体で成長戦略を実行している。大阪の成長を目指して民間とも協力しながらやっていきたい」と話した。
終了後には、両氏が記者団から今年の漢字について問われる一幕も。吉村氏は「飛」、松井氏は「躍」の文字をそれぞれ色紙に記した。卯年生まれで年男の吉村氏は「とんで跳ねて飛躍の年にしたい」。松井氏は「コロナとの戦いも長引いているが、躍動する大阪を目指してもらいたい」と思いを込めた。