多くの企業や官公庁で仕事始めとなった4日、大阪市の松井一郎市長は市役所での年頭あいさつで、「アフターコロナの中で大阪の成長を実感してもらいながら(2025年大阪・関西)万博に向けた取り組みを進める、そのような年にしたい」と職員に呼び掛けた。
松井氏は、市役所の館内放送と、区役所などの職員にはビデオ会議システムを通じて訓示した。
今年4月6日の任期満了での政界引退を表明している松井氏は、感染拡大防止対策を充実させながら大阪の経済を立て直す方針を強調し、「市民の不安を解消できるよう残りの任期も市政を前に進める」と述べた。
また、開幕まで2年余りとなった大阪・関西万博については「会場である夢洲の整備や大阪ヘルスケアパビリオンの準備を着実に進め、機運醸成のため全庁を挙げて取り組みましょう」と訴えた。