野球解説者、山本浩二氏(76)の三男で日本プロゴルフ協会所属のティーチングプロ、山本崇文(たかふみ)さん(44)とタレント、せんだみつお(75)の長女でタレント、せんだるか(41)の新婚夫婦が12月31日、サンケイスポーツを通じ、お互いの父親と一緒の写真を初公開した。「4人のゴルフ番組を作りたい」と胸に秘めた思いも披露。卯年に両家で飛躍を目指す。
元プロ野球広島でミスター赤ヘルと呼ばれた父と、俳優やイベント司会で活躍する父を持つ二世同士。2022年11月1日に結婚後、異色の親戚関係誕生でも注目を集めている。
新婚ホヤホヤの2人によると、実は両家の初顔合わせを入籍前に予定していたが、コロナ禍で慎重を期して2回キャンセル。結婚から3週間後となる「いい夫婦の日」の11月22日、東京都内の和食店で行った。今回公開した4ショットは、その際の記念。みつおもさすがにまじめな顔で、持ち前のギャグ「ナハ、ナハ」は封印したという。
当日は双方の母親を含め6人が出席。浩二氏とみつおは意外にも初対面で、テーブルをはさみ真向いに座り合った。そのときの様子について、るかは「父がうれしそうにずっと話すのを、浩二さんが笑顔で聞いてくれました」と明かし、崇文さんは「野球解説者の田淵幸一さんや俳優、西岡德馬さんら共通の友人の話で盛り上がってました」と振り返った。
みつおは巨人軍終身名誉監督、長嶋茂雄氏(86)から「せんちゃん」と呼ばれる仲。それを知ってか知らずか、浩二氏が「これからは、せんちゃんと呼んでいいかな」と提案し、みつおも大喜び。和やかに会食を終えた。正月も両家で会い、桜の咲く頃に内輪で結婚披露パーティーを開く予定という。
名門の日大・ゴルフ部出身の崇文さんは現在、東京・渋谷区のthe HOUSE HIROOでゴルフレッスンをするほか、千葉県のゴルフ場でスタッフ教育も含めた総合プロデュースも予定。18年の指導実績を基に「ゴルフの楽しさを幅広い年代に知ってほしい」と柔和な顔をほころばせた。一方、るかはパチンコイベント出演のほか、キャスティング会社を経営。双方の親も含めた人脈とネットワークは多岐にわたる。
2人の元にはスカパー!のトーク番組などから出演依頼が来ているが、崇文さんは「父も『せんださんのトークやものまねは面白いし一緒に仕事をしたい』と話しています」と告白。浩二氏は2019年に肺がんなどを患ったが克服し、今ではすっかり元気になった。
崇文さんは「4人ともゴルフ好き。YouTubeやテレビで一緒に楽しいゴルフ番組を作り、多くの人をゲストに呼びたい」と思いは熱い。そのときこそ、みつおが「ナハ、ナハ」とふざけ、浩二氏が現役時代の豪打ばりに〝ぶっ飛ばす〟掛け合いが見られそうだ。
【崇文さんとるかの交際経緯】 2人の出会いは、るかが東京・世田谷区のダーツバーでアルバイトをしていた20歳の頃。崇文さんは客の1人だった。だが、当時は連絡も取らないまま月日が流れ、2019年11月1日。ゴルフの魅力にハマっていたるかが、共通の知人を通じて偶然、崇文さんを紹介されて再会し親しい間柄に。2人は太平洋に面した大好きな千葉・いすみ市で、ゴルフやサーフィンを通じ愛を育み結婚した。
【息子は政治家に】 せんだみつおの長男で俳優、せんだ雄太(42)は、2022年11月20日に行われた千葉・いすみ市議選で、無所属新人として初当選を果たした。当選者18人中5位。「趣味のサーフィンを通じて友人知人が増え、この地に住んで20年。行動力を武器に、活気と笑顔あふれる街にしたい」と抱負を語った。みつおも「先祖代々、政治家になった人間は初めて。いすみ市のために、命をかけてほしい」と激励した。ちなみに、雄太と崇文さんは今や、るか抜きでも一緒に食事をする仲という。