紅白もいよいよ最終盤に。特別企画で出演の桑田佳祐さんをはじめとした〝同級生5人組〟の登場に、一段とNHKホールが盛り上がった。
桑田さんは佐野元春さん、世良公則さん、Charさん、野口五郎さんと一夜限りのスペシャルバンドを結成。いずれも昭和30~31年生まれの〝同級生〟だ。昔の教室を思わせる舞台で、桑田さんらは寸劇風のユーモラスなやりとりを挟みつつ、往年の名曲「夜空の星」を楽しそうに歌い、その後、今年発売の「時代遅れのRock’n’Roll Band」を披露した。
紅組トリを飾ったのは、新年の干支のウサギ風な長い耳など、独特の衣装を身にまとったMISIAさん。前回、前々回と2年連続で大トリを務めた圧倒的な歌唱力で、「希望のうた」を歌い上げた。審査員の森保一監督は「MISIAさんの美しく、力強い歌声が素晴らしかった。日本で、世界で苦しみ、傷ついている人たちが感動する、素晴らしい歌だった」と目をうるませながら語った。