和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」は29日、飼育する日本最高齢30歳の雄のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」と、雌の双子で8歳の「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」を、中国の「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」に向けて送り出す日が、来年2月22日に決まったと発表した。前日に来園者向けセレモニーを行う予定。
現地でパンダの保全や繁殖の研究を深めるのが目的。アドベンチャーワールドは来年1月20日から、3頭の健康状態を確認しつつ、屋内運動場でガラス越しに1、2頭ずつ公開する。
アドベンチャーワールドは成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ、これまでに永明の子11頭を送り出している。永明は平成6年に同施設から来園し、桜浜と桃浜を含む計16頭の子をもうけた。