広島・九里亜蓮投手(31)が28日、広島空港を出発し自主トレ先の米・アリゾナ州へ向かった。現地では一軒家を借り、妻と子供2人とともに共同生活を送ると明かした。
「練習では野球に集中できるし、帰ると家族がいる。奥さんは食事でサポートをしてくれる。家族がいることはすごく安心材料になる」
主な拠点は動作解析で有名な施設「ドライブライン・ベースボール」で大谷(エンゼルス)ら超一流が利用している。29日に到着後、スタッフとともにフォームの解析を行いメニューを作成。定休日の日曜日以外は毎日通い、来年1月下旬に帰国する予定。
今回は同じ広島で活動するボートレーサーの橋本明(34)の家族も帯同する。「下の子が同級生」とのことで「僕の練習が足りない時に体幹トレを一緒にできたらいい」と意欲。約1カ月間海外&異業種トレでとことん追い込む。
報道陣から今年と来年の漢字1文字を問われると「今年はキャプテンをやって経験ができたので『経』。来年は常に勝ちにこだわっていきたいので『勝』にします」と意気込んだ。21年に13勝を挙げ青柳(阪神)とともに最多勝に輝いたが、今季は6勝どまり。家族のサポートを受け、プロ10年目の来季は「勝てる投手」になる。