第102回全国高校ラグビー1回戦(28日、秋田工22-7松山聖陵、花園)秋田工が逆転勝ちで初戦を突破し、前回大会と今年3月の全国選抜大会で敗れた松山聖陵に〝三度目の正直〟で雪辱を果たした。
3-7とリードされて前半を終え、後半4分にHO三浦涼哉(3年)が左隅にトライを決めて逆転。以降は2トライを挙げるなどして松山聖陵を突き放した。
主将のSO鈴木颯太主将(3年)は、1年前の松山聖陵戦もスタメン出場しており「リベンジを達成できてうれしい。去年の先輩、秋工OBにいい報告ができます」とリベンジを果たして勝利の笑顔。前日27日にはラインが約15通あり「いろんなOBの方から〝勝ってくれ〟と。自分の気持ちの中でプラスになりました」と大きな発奮材料に変えた。
15度の高校日本一を誇り、最多となる70度目出場の伝統校。30日の2回戦は、東海大静岡翔洋と対戦する。鈴木主将は「ベスト8が目標です」と謙虚な姿勢で一戦必勝を誓った。