自民党青森県連は28日、来年6月に任期満了を迎える知事選の選考委員会を設置した。同党県連は過去5度の知事選で現職の三村申吾氏を支援してきたが、三村氏が去就を明らかにしていない中、前県連会長の江渡聡徳(あきのり)衆院議員を選考委員長に候補者選びが本格化する。
この日開かれた役員会後の記者会見で津島淳県連会長は「責任政党として知事候補を県民に示す責任がある。人格、識見、政策を検討し、選考していく」と選考委員会設置の理由を語った。その上で津島会長は、近く三村氏と会談して6選出馬の可否を含めた意思を確認する考えを示した。
知事選をめぐって県連は、党所属県議から三村県政に対する評価などを聞き取りし、取りまとめを行っている。津島会長は来年1月末に知事選対応について一定のめどをつけたい考えを示したが、任期が半年に迫る中、残された時間は少なく、三村氏と同党県連の動向が注目される。