ウクライナのクレバ外相は、米国が供与を決めた地対空ミサイル「パトリオット」が半年以内にウクライナに配備されるとの見通しを示した。AP通信が26日、インタビューを報じた。パトリオット使用には通常1年の訓練が必要だが、米国が「特別な計画」を作成したと明らかにした。
また、侵攻1年となる来年2月下旬までに国連を仲介者とし、和平に向けた首脳会合を開催したいと述べた。ただ、ウクライナと直接交渉する前に、ロシアは戦争犯罪を特別法廷で裁かれなければならないとも語っており、早急な和平実現は困難な見通しだ。
バイデン米大統領は今月21日、訪米したゼレンスキー大統領にパトリオットを含む軍事支援を伝達した。ゼレンスキー氏訪米の結果について、クレバ氏は「実に満足している」と語った。(共同)