歌手、郷ひろみ(67)が26日、東京・日本武道館でレコードデビュー50周年記念コンサートを開催し、キャリア初となる50曲を披露した。
大きな拍手が鳴り響くアンコール。1972年のデビュー当時を振り返り、「50年後にこうして皆さんに祝っていだだけるなんて、思っていなかったです」と喜びをかみしめた。
55歳の誕生日以来、12年ぶりの武道館。メモリアルイヤーのフィナーレを飾る公演は「最初で最後。無謀だと思う」と語る50曲のGO華パフォーマンスで魅せた。
108枚目の最新シングル「ジャンケンポンGO!!」で幕開け。「お嫁サンバ」では地上約8メートルにせり上がったステージで熱唱し、火柱を背にキレのあるダンスを披露。「僕の全てを懸けて50曲をお送りしたい」と約束し、「2億4千万の瞳」など歴史をたどる選曲でファンを喜ばせた。
デビューから半世紀にわたって第一線を駆け抜けてきたレジェンドは「『50』という数字は初めての経験ですが、すごく大きい」としみじみ。支えてくれたファンに向け、「僕と皆さんの絆がずっとこの先も…」と語りだすと感極まって瞳を潤ませる場面も。
ツアータイトル「50times50」には50周年&50曲以外にも意味があるといい、「僕と皆さんの関係は〝50対50〟(フィフティーフィフティー)という思いで付けました。永遠に続いてほしい」と願い、代表曲「言えないよ」で3時間の公演を締めくくった。