阪神・近本光司外野手(28)が26日、地元である兵庫・淡路島を訪れ、門(かど)康彦淡路市長(76)を表敬訪問した。来季の目標を市長から問われると、200安打とゴールデングラブ賞(GG賞)のダブル受賞を宣言。セ・リーグではヤクルト・青木宣親外野手が2010年に達成して以来、13年ぶりの快挙に挑む。
故郷・淡路島の空気を吸い込みながら、2つの誓いを立てた。達成困難なミッションも、近本ならクリアし、プロ野球史に名を刻める。200安打の達成とGG賞の獲得が来季の〝公約〟だ。門淡路市長との席上でプロ野球選手としての目標を問われ、気合を入れた。
「チームや自分の立場としての目標はもちろん優勝ですけど、自分の個人の目標は200安打を打ちたい。自分の良さだったり、自分のプレーを求めた先に200安打というのがある」
2019年にドラフト1位で入団してから毎年のようにシーズン200安打を目標としてきた。しかし、21年の178安打が自己最多で今季は154安打に終わった。虎では10年のマートン(214安打)が達成したが、日本選手はいない。
守備でも譲れないタイトルがある。今季の成績で印象深いものを問われ、2年連続で受賞したGG賞を真っ先に挙げた。「一番うれしくて」と誇るからこそ「自分の中ではすごく価値のあるものだと思っている。来年も再来年も続けて取れるようになりたい」と意欲を示した。