第11管区海上保安本部(那覇)は25日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入していた中国海警局の船2隻が、同日午前10時15分ごろから相次いで領海外側の接続水域に出たと発表した。連続侵入は72時間45分となり、平成24年9月の尖閣国有化以降で最長となった。
11管によると、別の中国船2隻が22日午前9時35分ごろから侵入。23日午前に今回退去した2隻と入れ替わった。日本漁船1隻の動きに合わせて航行しており、海保の巡視船が領海から出るよう警告していた。尖閣周辺の領海侵入は今年37日目。
接続水域では計4隻の航行が確認され、うち1隻は機関砲のようなものを搭載。尖閣周辺で中国船が確認されるのは7日連続となった。