発達した低気圧の影響で北陸地方では23日、交通の混乱や停電などが相次いだ。金沢市では、雪道での転倒などで30~60代の女性3人と80代の男性1人の計4人が軽傷を負った。
高速道路は23日午前から、北陸自動車道の金沢森本インターチェンジ(IC)―砺波ICや東海北陸道の福光IC―小矢部砺波ジャンクションなどで通行止めが相次いだが、午後4時に一部を除き解除された。国道8号は富山、石川両県を結ぶ一部区間が通行止めとなった。
北陸新幹線金沢駅では23日午前5時50分ごろ、ホームドアの一部で不具合が生じたため上下計5本が最大48分遅れ、約1300人に影響した。ホームドアに雪が吹き付けたのが原因とみられる。 JR西日本金沢支社によると、北陸線など管内の在来線で特急40本、普通列車121本が運休し、北陸新幹線の遅れを含め約1万1900人に影響した。 空の便では石川県の小松、能登の両空港を発着する全36便が欠航した。