岸田文雄首相は23日、東京都内で講演し、ロシアのウクライナ侵攻後に自民党の麻生太郎副総裁から「首相には平時の宰相と有事の宰相がいる。あなたは間違いなく有事の宰相だ」と言葉をかけられたと明らかにした。
首相は「前例のない厳しい状況に次々と遭遇している」との認識を示した上で、「政治的に極めて難度の高い問題が積み残されているが、一つ一つ答えを出していくことが自分の歴史的な役割であると覚悟している」と述べた。