ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアによる侵攻後初外遊となった米国訪問の帰途にポーランドに立ち寄り、同国のドゥダ大統領と会談した。両国の大統領府が発表した。ウクライナの防衛力の強化や難民の支援について協議したという。
ウクライナ大統領府によると、会談でゼレンスキー氏はポーランドの強力な支援に謝意を示した。さらに「ロシアの全面戦争により、歴史的な試練がもたらされた2022年を総括した」とし、今後の協力についても話し合った。
ポーランドでは11月中旬、ウクライナとの国境近くにロシア製ミサイルが着弾、2人が死亡した。ウクライナ軍の迎撃ミサイルの可能性が高く、ポーランドが調査を続けているが、会談で両氏からミサイルへの言及があったかどうかは明らかになっていない。(共同)