プロ野球の2022年シーズンは4月10日の対オリックス戦、ロッテ・佐々木朗希投手の完全試合に始まり、ソフトバンク・東浜巨、DeNA・今永昇太、オリックス・山本由伸、日本ハム・ポンセと5人のノーヒッターが誕生しました。
なんと言っても圧巻は佐々木投手ですよね。8回までパーフェクトだった翌登板、もし続投していたら? と考えるだけでも想像が膨らみます。
ところで、完全試合の達成者は佐々木投手で16人目ですが、面白いことが見つかりました。達成者の名前を見ると、1966年の佐々木吉郎(大洋)、70年の佐々木宏一郎(近鉄)に続き、佐々木朗希投手が加わったことで、なんと佐々木姓が3人になったのです。
そしてさらに! 皆さんお気付きでしょうか? この3名は下の名前にいずれも「朗」または「郎」の文字が入っているのです!! 他の13名の達成者に苗字の重複はありませんから、この確率はずば抜けています。16分の3=1割8分8厘は佐々木の奇跡…というか「ササキロウ」の奇跡と言っていいでしょう。
ちなみに、これまで佐々木姓のプロ野球選手はちょうど30人いたのですが、名前に「ロウ」が付くのは完全試合を達成した3人だけ。つまり「ササキロウ」がプロ野球入りすれば、完全試合達成率はなんと100パーセント! 全国の佐々木さん、生まれてくる子供をプロ野球選手にするつもりがあるなら、とりあえず名前に「ロウ」を入れてみてはいかがでしょうか(笑)。
もっとも、確率を考えれば年末ジャンボ宝くじの10億円当選と同じくらい低いとは思いますが…。今年も1年間、お世話になりました。皆さま良いお年をお迎えください。 (フリーアナウンサー・松本秀夫)