総務省と日本郵便は23日、マイナンバーカードの取得申請を支援する事業を、全国723市町村の郵便局2294カ所で実施すると発表した。同様の支援をしている携帯電話ショップがない山間部などの郵便局が対象。来年1月10日に開始し、同3月末まで受け付ける予定。
総務省と日本郵便が申請支援に関する委託契約を結んだ。住民は郵便局の窓口で、カードに使う写真の撮影や申請書作成などのサポートを無料で受けられる。カードは後日、市町村の窓口などで受け取る。
松本剛明総務相は記者会見で「郵便局のネットワークを生かしてカードの普及につなげる」と述べた。
全国のカード申請枚数は今月18日時点で計8019万9311枚、申請率は63・7%。政府は来年3月末までに「ほぼ全国民にカードを行き渡らせる」との目標を掲げている。