覚醒剤を隠した荷物を米国から東京都内に配送したなどとして、警視庁薬物銃器対策課は、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で、不動産会社社員、沢口慎吾容疑者(47)=目黒区=を逮捕した。調べに対し「報酬のために荷物を受け取った」などと容疑を認めているという。
逮捕容疑は11月、覚醒剤約1980グラム(末端価格約1億1700万円)を3Dプリンター用フィラメント4つに隠し、荷物として米国から目黒区のアパートの空き部屋に発送し、密輸したなどとしている。
東京税関の検査で発覚。12月1日、沢口容疑者が空き部屋に荷物を受け取りに来たことを確認、薬銃課が麻薬特例法違反容疑で現行犯逮捕していた。
薬銃課によると、沢口容疑者は中国人の知人の親戚を名乗る人物から依頼されて犯行に及んだという。不動産会社専用のインターネットサイトを使い、受取場所の空き部屋を検索していた。