期限は約1カ月と迫るが、メンバー選考における苦悩を感じ取った。来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを指揮する栗山英樹監督(61)は、エンゼルス・大谷翔平、パドレス・ダルビッシュ有、カブス・鈴木誠也のメジャー3選手の参戦表明に「中心となる軸になる選手のイメージができた」と少しの安堵(あんど)感を見せたが、その先へ進むのには時間を要しそうだ。
主催者側には予備メンバー50人のリストがすでに提出されている。そこから本戦に臨む30人に絞る難しさは想像に難くない。最強チームの結成へ、日系メジャーリーガーの招集にも動いている。母が日本人のヌートバー(カージナルス)は今季108試合に出場し、打率・228、出塁率・340、14本塁打、40打点。日本代表としての出場の可否、球団の了承、本人の了承など段階を踏んでいる状況だ。