シガニー・ウィーバー、14歳の少女熱演 「アバター」続編で

産経ニュース
パフォーマンス・キャプチャーでシガニー・ウィーバーが演じているキリ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
パフォーマンス・キャプチャーでシガニー・ウィーバーが演じているキリ©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

米女優のシガニー・ウィーバー(73)が13年ぶりに来日し、最新出演作「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(ジェームズ・キャメロン監督、公開中)について産経新聞などのインタビューに応じた。「年齢とともに自信が持てるようになった」と大ベテランならではの力強い言葉で語る。

「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は、世界的にヒットした「アバター」(2009年)の13年ぶりとなる続編だ。

アバターとは、惑星パンドラの環境下でも活動ができるよう開発された人造生命体のこと。人類はアバターに意識を憑依させて〝搭乗〟する。

前作で主人公のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)は、アバターと一体化し、先住民族であるナヴィの一員としてパンドラで生きることを選んだ。

13年ぶりに日本を訪れたシガニー・ウィーバー=東京都港区(飯田英男撮影)
13年ぶりに日本を訪れたシガニー・ウィーバー=東京都港区(飯田英男撮影)

ウィーバーは、前作では植物学者のグレイス・オーガスティン博士として出演した。今回演じるのは、その博士の娘、キリで、なんと14歳の役。キャメロン監督から「素顔のあなたは少女のままだから簡単でしょ」と任された。

このキリにはナヴィのDNAが混じり、人間ではなく肌が青いナヴィの姿をしている。だが、アニメーションなどではなく、「パフォーマンス・キャプチャー」というデジタル技術を使って確かにウィーバーが演じているのだ。

この技術は、ウィーバーの芝居を表情も含めてすべてコンピューターに取り込み、そのデータに基づいてデジタルキャラクターを動かすという仕組みだ。

ウィーバーによれば、自身はセットも小道具も照明もない空間で、黒いレオタードのような専用スーツを着用して演技をした。

「あれは、まさに純粋な演技でした。これは、最高の俳優がきちんとした演技をしないと成り立たない技術です。それも、デジタル処理班にひらめきを与えるほどの演技でなくてはなりません。自分がどんな場面を演じているのか、思い描ける想像力も必要です」

技術革新によって俳優は、むしろ力量がシビアに求められることになりそうだ。また、今回は海が主な舞台なので、実際に水の中で演技をした。そのためスキューバダイビングの免許も取り、「水中で6分半、息を止めていられるまでになった」と語る。

来日は13年ぶり。記者が取材するのは、「エイリアン4」の日本公開時(平成10年)以来になる。そう告げると「再会できてうれしいわ」とほほ笑んだ。柔らかく丁寧な物腰は、当時も今も変わらない。

「エイリアン4」はアクションシーンも話題で、当時のインタビューでは「空手を習っている」などと話していた。新しいことへの挑戦心は衰え知らずだ。

「大好きなことへの挑戦って年齢に関係なく続けたいでしょ? しかも年齢とともに自信がつき、演じることはいまや仕事というより遊んでいる感覚に近い。楽しくて、とても幸せよ」

「アバター」シリーズは5作目まで作られる予定で、ウィーバーも全作出演の見込みだ。(石井健)

【シネマプレビュー】圧倒的映像体験

シガニー・ウィーバー 1949年生まれ、米国出身。77年に映画デビュー。「エイリアン」(79年)で一躍、注目された。「愛は霧のかなたに」(88年)で米ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)。ほかにも映画は「ゴーストバスターズ」「ワーキング・ガール」など多数。米国では今年、4本の出演作が公開された。


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