先月、約1年ぶりにタイを訪ね、東部のビーチリゾート、パタヤの夜遊び事情を取材した。タイの定番風俗で、店の女性と店外デートして遊ぶゴーゴーバーは、コロナ前に比べて1000~2000バーツ(約3900~7800円)ほど値上げをしていた。だが、値上がりしているのは首都バンコクでも同じだという。
バンコクのゴーゴーバー事情に詳しい男性に話を聞いた。市内の歓楽街といえばナナプラザやソイ・カウボーイだ。為替レートは現在1バーツ=約3・9円だが「いまの相場は店に払うペイバー代(連れ出し料)が1000バーツ、ショートコース3000バーツ(約1万1700円)、ロングコースは6000バーツ(約2万3400円)。少し飲んでから連れ出して遊ぼうものなら5000バーツ(約1万9500円)は下らないでしょう。無論、女の子の言い値なので客を見て変えてくる子もいます」
ショートは2時間、ロングは一晩だ。ゴーゴーバーの嬢には「モデル」と呼ばれるキャストもおり、ドリンクやペイバー代が他の女性より高く設定されている。ただし、値段はあくまでも自己申告制で「コロナ禍で激減した売り上げを伸ばすため飲み物をたかったり、連れ出しをしない客を見切って金額をふっかけてくるキャストもいます」