柔道の世界ランキング上位者らで争うマスターズ大会で、女子48キロ級の古賀若菜(山梨学院大)と男子60キロ級の永山竜樹(了徳寺大職)はともに決勝で敗れ、来年の世界選手権代表入りが険しくなった。いずれも初戦から全て一本で勝ち上がったが、最後に意地を見せられなかった。
古賀は世界ランキング2位のブクリのパワーに屈した。序盤に捨て身技から技ありを奪われると、相手の厳しい組み手に反撃を阻まれた。永山は格下の韓国選手を攻めあぐね、延長で足技を食らって敗戦。代表争いで追い上げる立場の2人は硬い表情のまま畳を下りた。(共同)