阪神・青柳晃洋投手(29)が19日、ABCラジオ「ラジオで虎バンスペシャル」の収録前に取材に応じ、キャンプインの2023年2月から他球団選手の徹底研究に着手すると明かした。サッカーW杯カタール大会で強豪を連破した日本代表の森保一監督(54)が試合中に書き込んで注目を集めた〝デスノート〟ならぬ〝ヤギノート〟で、目標の15勝、そして「アレ」に導く。
投手3冠に輝いた今季からのさらなる飛躍を誓い、青柳は地道かつ着実に体作りをして来季へと進んでいる。だが、キャンプインとともにスイッチを大きく入れ替える。他球団選手の研究を本格化させるタイミングだ。
「キャンプに入ってからですね。オープン戦で出ている人とかを見ないと、今年(他球団の)監督がどういうふうに使うのかも分からないので」
沖縄キャンプ中に組み込まれる練習試合やオープン戦が、他球団の打者と18・44メートルで迎える新シーズン最初の対戦となることも多い。打席の中で足を着く位置やグリップの高さなど、前シーズンとの変化も知ることができる機会であり、そのときから対策を講じる日々は始まる。
「まだまだ改善する余地がある。来年になったら相手チームも全然別物になっているし、上積みというか改善して勝てる余地がある」
実際にヤクルト・村上には2021年に打率・533と打ち込まれ、アーチも3発許したが、今季は・333で1本塁打と分を戻した。ハマった策は徹底した内角攻め。「どうやったら抑えられるのかずっと考えながら練習していた。去年よりはいい成績を収めたと思っている」と手応えも大きい。
来季に向け、村上に加えてDeNA・牧と中日・岡林らを要注意人物に挙げた。ともに出塁させるとチームまで勢いに乗せてしまうだけに「三振があまり取れない。打ち取る確率を増やすためにはどうしたらいいかというのは考えないといけない」。沖縄で思案を巡らせ、ヒントも探る。
閉幕したサッカーW杯では日本代表が列島を熱狂させたが、強豪のドイツ、スペインを破った森保監督が試合中に記していたメモが〝デスノート〟として注目を集めた。虎のエースは、嗅覚も研ぎ澄ませて脳内にも描く〝ヤギノート〟も携え、向かっていく。
「個人目標で15勝。15勝して、優勝というところですね」
球春到来とともに背番号「17」の視線は鋭くなる。数字も歓喜の瞬間も、強打者たちを封じた先にある。(須藤佳裕)
★ラジオ収録参加 青柳はABCラジオ「ラジオで虎バンスペシャル」の収録に参加。スタジオでは高野純一アナウンサー(41)、阪神OBの今成亮太氏(35)、NMB48の川上千尋(24)と、プライベートも満載のぶっちゃけトークを披露した。放送は28日午後6時。