風樹茂 海外派遣で生き抜くぞ!

カタールで出稼ぎ労働 6500人もの外国人労働者が命を落としたW杯事業 熱波、砂塵、激務…同僚たちが次々と病魔に

ZAKZAK
カタールで、にわかローレンスになる筆者
カタールで、にわかローレンスになる筆者

熱狂のワールドカップが幕を閉じた。この大会実現のために、スタジアム、宿泊施設などの建設に従事した6500人前後の外国人労働者が命を落としたという。さもありなん、本大会は〝われわれ労働者〟の血と汗と命で贖(あがな)われたものである。

2012年春先。私は東京・山谷でホームレス取材の真っ最中だった。派遣業者が突然「カタールに行け!」という。手がけていた拙著の発刊はまだ先。預金通帳の残額は悲惨。選択肢はない。60代に届こうとする老骨にムチ打ってワールドカップ向けの電力プラント建設の末端労働者となった。

最貧の街から金満国家へ。胸を躍らせたが、勤務先はドーハから80キロの距離にある砂漠のど真ん中のラスラファン工業都市。周囲は鉄柵で囲まれ、出入口には歩哨のガードマンが目を光らせている。まるで、捕虜収容所だ。そこに30カ国を超える国籍の出稼ぎ労働者が住む。当時200万弱の人口のうち140万人は出稼ぎだ。

朝の4時半に宿舎の外に出る。凄まじい風。砂塵が舞い上がる。職場ではヘルメット、サングラス、顔面マスクで砂嵐を防御する。マスクを通して砂粒の粒子が喉の奥にまで侵入してくる。秒速25ノット(約13メートル)になると仕事は中断だ。

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