NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第49話が8日、放送され、“鬼教官”大河内守(吉川晃司)の指導ぶりが、アニメ「鬼滅の刃」の鱗滝左近次と重なるとネットで話題になっている。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、東大阪の町工場で生まれた主人公、岩倉舞(福原遥)が空を飛ぶ夢に向かう物語。ドラマは現在、第10週「別れと初恋」(第46~50話)が放送中で、この日は、北海道・帯広の航空学校で、舞が単独飛行(ソロフライト)訓練に臨んだ。
舞は、フライト訓練当初からセンターラインに沿って着陸できず、プリソロチェック(中間審査)をクリアした際も、その点を改善するよう大河内から指摘されていた。しかし、ソロフライト訓練でもうまくいかず、悔しくて仕方ない舞は、大河内に着陸の特訓を志願した。
大河内はプリソロチェックで舞の同期、水島祐樹(佐野弘樹)を「パイロット不適合」と判断し、フェイル(退学)させており、これに納得がいかない舞に「努力をしてもパイロットになれない学生はいる。私がここにいるのは、そういう学生を落とすためでもあるんだ。審査に私情は不要だ」と述べていた。「努力は必ず報われる」が持論の舞は、大河内に「私、教官に負けたくないんです」と訴え、大河内も「わかった」と受け入れ、舞を特訓することになった。
その後もうまく着陸できない舞に大河内は「判断が遅いからスピードが大きい。パスも高い」「着陸は体感しかないんだ」と助言。座学でも飛行機の模型を使って、「いつも接地前の高い位置で失速しそうになる。なぜだ?なぜ(機首)の上げ幅が大きい?フライト中に考えてる暇はない」などと指導した。着陸訓練を繰り返した結果、舞はついに機体をセンターラインへ着けることに成功するのだが、その大河内の指導ぶりが、SNSで「鱗滝左近次のようだ」などと話題になった。