女優、福原遥が主演を務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」。ドラマは中盤に入り、第9週「私らはチームや」から、吉川晃司演じる“鬼教官”大河内守が本格登場し、ヒロインの岩倉舞(福原)たちに指導する様子が描かれている。口数は少ないものの、存在感は圧巻の大河内。第47話(6日放送)では、舞の同期、水島祐樹(佐野弘樹)を「パイロット不適合」と判断して退学に追いやり、その冷酷な判断が、ネットをザワつかせた。物語は、大河内に反発する舞たちを軸に展開されているが、ネットでは、彼の厳格さを受け入れ、擁護する朝ドラファンが多く、SNSにさまざまな意見・感想が寄せられている。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、東大阪の町工場で生まれた舞が空を飛ぶ夢に向かう物語。ドラマは現在、第10週「別れと初恋」(第46~50話)が放送中で、航空学校の帯広分校で、飛行訓練に勤しむ舞と5人の同期生は、プリソロチェック(中間審査)に臨んだが、ただ1人、水島だけがフェイル(退学)になった。
帯広のフライト課程では、訓練生3人が1つの班を組んで担当教官の指導を受けている。舞は、水島、柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)と同じ班で、お互いに切磋琢磨しながら訓練を重ねてきたこともあって、水島の脱落に意気消沈。大河内は、第47話(6日放送)では、水島の再審査に当たって、彼を認めてもらえるように頼み込む舞に「努力をしてもパイロットになれない学生はいる。私がここにいるのは、そういう学生を落とすためでもあるんだ。審査に私情は不要だ」と冷徹に突き放していた。