家電大手のシャープの公式ツイッターの投稿に共感の声が集まっている。
83万人のフォロワーを抱え、企業アカウントのなかでもトップクラスの人気を誇る同アカウント。5日、「VTuberも事務所ぐるみで誹謗中傷の対処にあたってくれるそうだし、企業アカウント運営者にも会社の人はなんらかのディフェンスを講じてほしい」と切り出し、「これまで何度、殺すとかいう言葉を投げられたり、肝を冷やす場面をくぐり抜けてきたことか」とつぶやいた。別の投稿では「もう少し言うと、SNSアカウント運営者に限らず、コールセンターとか修理対応の担当者、それから現場に立つ営業マンなど、むき出しの悪意に直面する可能性のある人に、会社はそれなりの敬意を払ってほしい」と提案。そして「少なくとも私は現場に立つ人へ、心の底から『おつかれさま』と言えます」と結んだ。
これらの投稿は拡散され、支持する声が続々。「そもそもTwitterで呟くのも労働だと思うので、中の人のお手当だったりメンタルケア含めたサポートしてほしい」「カスタマーハラスメントとかもありますしね。どんな立場であれ誹謗中傷した側が相応の罪を背負うようになってほしいなと思います」といった温かい書き込みが寄せられた。同時に「みんなのために頑張って情報発信してくださってるシャープさんに誹謗中傷なんてしてる不届き者はどこのどいつだ!!」といった怒りの声や、「アンチを掃除できる商品とかありません…?」といったリクエストも見られた。
ほかにも「某社コールセンター勤務の私は、こういうふうに考えてくれてる人もいるってだけでうれしいです(涙)」「コールセンター勤務の者です。毎日毎日むき出しの敵意も悪意もぶつけられている身としては、SHARPさんのこのお言葉がとても沁み入ります…」「前職が電話でのクレーム受付でした…。面と向かわないと、人はどこまでも言いたいことを言えるのですよね…」といったリアルな声も。「本当に共感します。仕事だから…だけでは片付けてほしくないと思います」「苦情処理したら一件につきいくらとか苦情処理手当ほしい」「分かる。任天堂もカスハラに対する毅然とした態度を表してたし」などのさまざまな意見も寄せられた。