大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、女優の福原遥が空を飛ぶ夢に向かう主人公、岩倉舞役を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)。第10週「別れと初恋」の第48話が7日、放送される。
「舞いあがれ!」これまでの流れ
旅客機のパイロットになることを目指し、大学を中退して航空学校に入学した舞は、宮崎本校で柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)、矢野倫子(山崎紘菜)、中澤真一(濱正悟)、吉田大誠(醍醐虎汰朗)、水島祐樹(佐野弘樹)らの同期と出会い、4カ月に及ぶ座学課程を修了後、北海道・帯広分校でのフライト課程へと進んだ。
帯広で舞は柏木、水島と同じチームになり、訓練では、「鬼教官」として恐れられ、容赦なく学生をフェイル(退学)させるという大河内守(吉川晃司)が指導を担当することになった。大河内による訓練は厳しく、日を追うごとに難易度が増すなか、舞は特に「着陸」に苦戦した。学生が今後一人で飛行訓練に臨めるかを審査するプリソロチェック(中間審査)が迫るも、うまく操縦できずに焦る舞。そんな彼女を柏木が自主トレに誘った。これまで他人に興味を示さず、高慢な態度で接してきた柏木の言葉に舞は戸惑ったが、柏木は真剣に舞の指導に付き合った。
同じ頃、それまで完璧だった柏木がフライト中に「ロストポジション」を繰り返すという、思わぬ壁に直面。弱点を自力で解決しようとする柏木を、舞たちは、体を使ったトレーニングに連れ出した。柏木はその後、フライト中に迷子になっても冷静さを取り戻せるようになった。
プリソロチェック前日、着陸のイメトレに励む舞の前に柏木がやってきて、「岩倉なら大丈夫だ」と激励。舞も「柏木さんなら絶対大丈夫です」と返した。そして柏木は舞を見つめながら「俺…お前のこと…」と切り出したが、結局「いやごめん、何でもない」と発言を撤回。その晩、柏木の言葉が気になって仕方ない舞はなかなか寝付けず、何とか眠ったが、夢にまで柏木が出てくるほど、彼のことが気になり始めていた。翌朝、舞は朝食の席で柏木を避け、思わず離れた席に座ってしまった。
航空学校で 脱落者が出ることが多いプリソロチェック。フェイルになれば、学生は1週間以内に学校を去らなければならない。トップバッターの柏木は冷静な対応で、問題なくフライトを終えた。二番手は舞。柏木も後部席で心配そうに見守った。課題の着陸に向け、舞は集中力を高めたが、滑走路に着く直前に横風を受けてしまい、ゴーアラウンド(着陸復行)を選択。もう一度やり直し、なんとか機体を着陸させたが、それもセンターラインから外れてしまった。