大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、女優の福原遥が空を飛ぶ夢に向かう主人公、岩倉舞役を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)。第10週「別れと初恋」の第47話が6日、放送される。
「舞いあがれ!」これまでの流れ
旅客機のパイロットになるため、大学中退後、航空学校に入学した舞は、宮崎本校で柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)、矢野倫子(山崎紘菜)、中澤真一(濱正悟)、吉田大誠(醍醐虎汰朗)、水島祐樹(佐野弘樹)らの同期と出会い、4カ月に及ぶ座学課程を修了し、北海道・帯広分校でのフライト課程へと進んだ。
帯広では柏木、水島、舞の3人でチームが組まれ、指導担当には「鬼教官」として恐れられ、容赦なく学生をフェイル(退学)させるという大河内守(吉川晃司)が就いた。舞は訓練開始直後から悪戦苦闘。初フライトでは、終始、大河内の厳しい言葉を受けながら、汗だくになって何とか空を飛ぶことができたが、その後、舞は着陸の操縦に苦戦。中間審査が迫り、訓練フライトの残りが少なくなるなか、これまで他人に興味を示さなかった柏木が舞を自主トレに誘い、親身に指導してくれた。
そんななか、どんな訓練も難なくこなしてきた柏木がフライト訓練で「ロストポジション」を繰り返すという、思わぬ壁にぶつかった。大河内は「自分を過信する人間はパイロットに向いてない」と指摘。柏木はこれを「1人で解決すべき問題」ととらえ、自分の殻に閉じこもるようになった。舞たちは柏木を体育館に連れ出し、体を使ったシミュレーションに付き合った。舞たちの協力で感覚をつかんだ柏木は自信を取り戻し、その後の訓練で航路で迷うということはなくなった。
中間審査前日、着陸のイメトレに集中する舞の前に柏木がやってきて、「岩倉なら大丈夫だ」と励ました。舞も「柏木さんなら絶対大丈夫です」と返したが、すぐに「まあ、私に言われても説得力ないやろうけど…」と自嘲した。柏木は「そんなことはない。岩倉の言葉にはその…強さがある」とフォローし、舞を見つめながら「俺…お前のこと…」と語りかけた。