NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第10週「別れと初恋」(第46~50話)が5日、スタートした。視聴者の間では、サブタイトルにある「別れ」という言葉から、ヒロインが訓練に励む航空学校で、その同期から脱落者が出ることを予想する声があがっている。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、東大阪の町工場で生まれた主人公の岩倉舞(福原遥)が空を飛ぶ夢に向かう物語。この日は、航空学校の帯広分校で、舞と同期生5人が、単独で飛行訓練可能かどうかを見極める中間審査(プリソロチェック)に臨む様子が描かれた。プリソロチェックは脱落者が出ることが多く、ここで「フェイル」(退学)と言い渡され、訓練続行が危険と判断された学生は、1週間以内に学校を立ち去らなければならない。審査当日、舞たち同期生は、張り詰めた雰囲気のなかで朝食をとった。
そして、いよいよ審査本番。舞の班の1番手は優等生の柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)で、そつなくこなして審査を担当した教官の評価も上々。次は舞が挑むが、着陸で横風に流されてしまい、やり直してなんとか着陸できたものの、センターを外してしまった。一方、2人のフライトを管制室で見守っていた水島祐樹(佐野弘樹)は、いつもの楽天的でにこやかな表情から一転、緊張した面持ちで、手は小刻みに震えていた。