俳優・小栗旬が主人公の北条義時を演じ、源平合戦から鎌倉幕府誕生、そして政権の継承をめぐって舞台裏で繰り広げられる激しいサバイバルを描くNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜 BSプレミアム・午後6時~、総合・午後8時~)。これまでの内容を振り返りながら、4日に放送される第46話のあらすじを紹介する。
「鎌倉殿の13人」これまでの流れ
病に倒れた2代目の鎌倉殿、源頼家(金子大地)の後継問題をめぐり、宿老で義時の父、時政(坂東彌十郎)と、頼家の乳父、比企能員(佐藤二朗)との間で覇権争いが勃発。能員は誅殺され、比企家は滅亡した。その後、頼家も暗殺され、弟の実朝(柿澤勇人)が3代目になると、時政が執権別当に就任。権力を握った時政は横暴な振る舞いが目立つようになり、義時は時政を失脚へと追い込み、さらに御家人最長老、和田義盛(横田栄司)も討ち取った。
鎌倉が揺れるなか、実朝は御家人同士の争いをなくすため、次期将軍を天皇家から出してもらい、自身が大御所として後見役につくことを提案。後鳥羽上皇(尾上松也)の皇子、頼仁親王が次期鎌倉殿に決まった。
その頃、頼家の次男、公暁(寛一郎)が修行先から鎌倉に戻り、鶴岡八幡宮の別当に就任。頼朝(大泉洋)の血を引き、鎌倉殿への野心を燃やす公暁は、実朝の計画を知り、怒りを募らせた。さらに乳父の三浦義村(山本耕史)から、父、頼家とわずか6歳だった兄、一幡(相澤壮太)が北条家の陰謀によって殺されたことを聞き、義時への復讐を誓った。