NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第45話が2日、オンエアされ、柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)が、ヒロインの岩倉舞(福原遥)に“告白”するような素振りを見せたところで放送が終了し、次週に続くことになった。ネットでは柏木が言いかけた言葉の続きを予想する書き込みが殺到。さながら大喜利のような盛り上がりを見せている。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、東大阪の町工場で生まれた舞が空を飛ぶ夢に向かう朝ドラ。ドラマはこの日、第9週「私らはチームや」(第41~45話)の最終日で、航空学校の帯広分校でのフライト課程に進んだ舞と同期生5人が、中間審査を前に、フライト中にロストポジションを繰り返すようになった柏木を助けるため、一致団結する様子などが描かれた。
柏木は国際線のパイロットの父と、元CAの母の航空一家で育ったエリート。完璧を目指す努力家でプライドが高く、舞たち同期に常に上から目線で接してきたが、チームワークを重んじる訓練を続けるうちに、着陸の操縦が苦手な舞の自主トレに付き合うなど、徐々に言動に変化が見られるようになった。
そんな柏木が第44話(1日放送)でまさかの弱点を露呈。これまで弱いところを見せてこなかった柏木はこの現実を受け入れられず、「俺一人で解決すべき問題」などと言って自分の殻に閉じこもろうとした。
舞は柏木に寄り添い、柏木に声をかけ続け、同期の矢野倫子(山崎紘菜)、中澤真一(濱正悟)、吉田大誠(醍醐虎汰朗)、水島祐樹(佐野弘樹)とともに、体育館にフライト中のポイントとなる地点を再現。柏木を呼び出し、頭だけでなく体を使って地図を習得する練習をしようと提案し、柏木のフライトシミュレーションにチーム全員で付き合った。柏木は自信を取り戻し、フライト中に迷子になっても航路を立て直せるようになった。
その後、柏木は、翌日に中間審査を控え体育館で着陸のシミュレーションを行っていた舞のもとにやって来て、「岩倉なら(中間審査も)大丈夫だ」と励ました。「柏木さんも絶対大丈夫です。まあ私に言われても説得力ないやろうけど…」という舞に「岩倉の言葉には…その…強さがある」と力を込め、照れる舞の目を見つめながら「俺…。お前のこと…」と切り出した。
重要な試験を前にしてのまさかの展開に視聴者がびっくり。SNSには「え?!ここで告白?!」「そんな試験前日に恋心を訴えかけられても…もしそうならまだ先にして!」といった声が殺到した。