大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、女優の福原遥が空を飛ぶ夢に向かう主人公、岩倉舞役を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)の第44話が12月1日、放送される。
「舞いあがれ!」これまでの流れ
浪速大の学生だった舞は、旅客機のパイロットになるため、大学を中退して航空学校に入学。その宮崎本校で、柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)、矢野倫子(山崎紘菜)、中澤真一(濱正悟)、吉田大誠(醍醐虎汰朗)、水島祐樹(佐野弘樹)らの同期と出会い、4カ月に及ぶ座学課程を修了した。
ドラマは現在、第9週「私らはチームや」(第41~45話)が放送されている。北海道・帯広でのフライト課程へと進んだ舞たちは3人1組のチームに分けられ、舞は柏木、水島と再び同じ班になり、「鬼教官」と呼ばれる大河内守(吉川晃司)の指導のもとで学ぶことになった。
舞は、飛行前の確認作業「プロシージャー」を披露するも、途中でつっかえてしまい、大河内から「明日までに完ぺきにできるようにしろ」という注意を受けてしまう。舞はその晩、水島の部屋を訪ね、プロシージャーの練習に付き合ってもらった。途中から相手が同部屋の柏木に代わり、2人で練習に没頭。なんとか言えるようになったものの、舞はまだ不安だった。そんな彼女に柏木は「明日のフライト、俺は楽しみだけど。だって、飛ぶために来たんだろ?」という言葉をかけた。
迎えた初フライトの日、前日、プロシージャーがうまくいかなかった舞が訓練の一番手として指名された。操縦席に座り、操縦かんを握る舞。滑走路で「センターがずれている。目線を遠くへ」などと注意を受けながら、飛行機は空へと飛び立った。途中「センター、ずれてる。足使え」「操縦かん動かすな!」などの指示が飛んだが、飛行が安定すると、大河内は「よし、水平飛行をキープだ」。舞は緊張の面持ちで「ふー」と一息つき、心の中で「飛べた…空飛べた」とつぶやいた。