東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで都立大教授の社会学者宮台真司さん(63)が首を切られて重傷を負った事件で、男が背中も切り付けていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は執拗に襲ったとみて、殺人未遂容疑で男の行方を追っている。
警視庁によると、事件は29日夕に発生。宮台さんはキャンパス内の歩道を歩いていたところ、後ろから頭を殴られた上、刃物のようなもので複数回切り付けられた。現場から凶器は見つかっていない。
男は20~30代とみられ、身長約180センチのがっちりとした体格で、髪は短めという。
事件から一夜明けた南大沢キャンパスでは警備員が構内を見回っていたほか、制服姿の警察官らが周辺の道路を巡回していた。