岡山地検は30日、投資実績をよく見せかけた出資話を持ちかけ、兵庫県の女性から現金をだまし取ったとして、詐欺罪で、いずれも野村証券元社員の無職、白岩伸也容疑者(35)=住所不詳=と会社役員、建部昌弘容疑者(51)=岡山市東区草ケ部=を起訴した。同地検は認否を明らかにしていない。
起訴状などによると、令和3年9月ごろ~4年4月ごろ、共謀して元顧客の女性に、実績をよく見せかけた投資を持ちかけた上、預かった現金の一部を投資に運用することなく、現金計約2500万円をだまし取ったとしている。
野村ホールディングス(HD)の広報によると、白岩被告は2年8月まで、建部被告は3年4月まで野村証券の社員だった。