大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、女優の福原遥が空を飛ぶ夢に向かう主人公、岩倉舞役を演じるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)の第43話が30日、放送される。
「舞いあがれ!」これまでの流れ
東大阪の町工場で生まれた舞は、旅客機のパイロットになるため、浪速大を中退し、航空学校に入学。宮崎本校で、パイロット志望の柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)、矢野倫子(山崎紘菜)、中澤真一(濱正悟)、吉田大誠(醍醐虎汰朗)、水島祐樹(佐野弘樹)ら同期と出会い、4カ月に及ぶ座学課程を修了した。
ドラマは現在、第9週「私らはチームや」(第41~45話)が放送されており、北海道・帯広でのフライト課程へと進んだ同期たちは3人1組のチームに分けられ、舞は柏木、水島と同じ班になった。担当教官は、学生の間でも名うての鬼教官と呼ばれる大河内守(吉川晃司)だ。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍し、30代半ばで地上勤務にシフトした折、航空学校からの誘いがあり教官職に就いたという大河内。戦々恐々のなか、舞たちのフライトシミュレーターによる訓練が始まった。
舞は、大河内の前で、飛行前の確認作業「プロシージャー」を披露。その項目は182にも及ぶが、スムーズに言うことができず、大河内から「プロシージャーを覚えてないのか?明日までに完ぺきにできるようにしろ」と注意を受けた。
不安になった舞は、その晩、水島の部屋を訪問。プロシージャーを練習していると、途中で同室の柏木が戻ってきた。その後、水島が部屋を出て、2人きりになると、柏木は「水島が戻るまで付き合ってやるよ」と舞の練習相手を買って出た。練習を終え「まだちょっと不安で…」と漏らす舞を見ながら、柏木は「明日のフライト、俺は楽しみだけど。だって、飛ぶために来たんだろ?」と声をかけた。舞は戸惑いながらもその言葉をかみしめ、小さくうなずいた。