俳優の柿澤勇人が27日深夜、NHK総合で生放送されたサッカー・ワールドカップ(W杯)1次リーグF組「クロアチア×カナダ」にゲスト出演。この日放送された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(第45話)で壮絶な“退場”シーンを演じた柿澤の登場にSNSが「現代に転生」「生きておられた」などと盛り上がった。
名門、都立駒場高校のサッカー部出身の柿澤。この日、スーツ姿で登場し、番組の冒頭で見事なリフティングを披露した。W杯が開幕して約1週間、試合観戦のために寝不足になっているという柿澤は、「僕、舞台中で、体を休めないといけないんですけど、まったく休めてないですね」と苦笑いを浮かべた。ハーフタイムでは、クロアチアの2点目となったゴールシーンに注目し、シュートの軌道を「これは相当技術がないと」と絶賛し、解説者の宮澤ミシェル氏に「あれはインステップで蹴ってるんですか?」と質問。宮澤氏は「あれは、インステップではなく、(足を)内側に向けておいて、このままいってるんだよね。股関節でグッと締めるというか」と熱く説明したうえで、「この時間に深い話。いいね~!今度(解説で)組もうか?」と興奮する一幕もあった。
柿澤は、源平合戦から鎌倉幕府誕生、そして政権の継承をめぐり、伊豆地方の豪族、北条義時(小栗旬)が最高権力者になるまでを描く「鎌倉殿の13人」に3代目将軍、源実朝役で出演。この日の放送で、実朝は、鎌倉殿への野心に燃える公暁(寛一郎)によって暗殺された。
SNSでは「実朝ロス」に陥っていた大河ファンも多く、柿澤の元気な姿に「実朝転生してる!ってかリフティングうまっ」「転生して平和に見事な蹴鞠を披露する実朝さま!」「死んだはずの実朝が宮澤ミシェルとサッカー談義してる」「良かった、生きておられた」「実朝ロスだが、ものすごく的確、言葉チョイスに頭の良さをご披露。その姿に元気出ました」といった声が相次いだ。
また、宮澤氏との熱いトークも話題になり、「サッカー経験者だけになかなかマニアック」「宮澤ミシェル氏とめちゃくちゃ相性いいんじゃない??」「柿澤勇人さんと宮澤ミシェルのサッカー話が面白くて得した感じ」「今日はカッキーの日だったなぁ カッキーのおかげで、クロアチア戦がとても楽しく観られた」「歌だけじゃなくて蹴鞠もうまかったのか!」とコメントする大河ファンも多かった。