日産自動車は28日、フルモデルチェンジした新型ミニバン「セレナ」の発表披露会をオンラインで開催した。人気車種のモデルチェンジとあって、クルマ好きの注目を集め、ネットにはさまざまな反響が寄せられている。
セレナは3列シートと後部両側スライドドアを備えたミニバンで、今回が6代目のモデル。ミニバンブームの一翼を担い、トヨタ「ノア/ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」を相手にしのぎを削ってきた、同社の主力車種の1つだ。
先代から、ガソリンエンジンを発電だけに使い、その電気を使ってモーター駆動で走る「e-POWER」車や、運転支援技術「プロパイロット」機能を搭載したモデルを選べることが特徴だったが、新型では「プロパイロット」が全車標準装備となった。発表会では、上下分割での開閉も可能なバックドア、ウオークスルーのしやすい広い室内空間、その走行性能や静粛性なども紹介。ガソリン車は今冬から、e-POWER仕様車は来春から販売する。
早速クルマ好きのネットユーザーが反応。スタイリッシュかつ主張の強すぎない顔つきが好評で、SNSには「おー!カッコいいやん」「個人的にめちゃタイプ」「クリーンで悪くない」「全グレードLEDヘッドランプなのはうれしい」「昨今のオラオラ系メッキギラギラグリルじゃないスタイリッシュなミニバンは好感が持てる」などの感想が続々と寄せられた。そのほか、「日産の今風の顔になった」「パッと見で『セレナだな』と分かる印象を残しつつ、フロントグリルや内装で『新時代の日産だな』と感じるデザインなのは秀逸」「(上位車種の)エルグランドっぽく見える」といったコメントも見受けられた。
発表会は、納車されたばかりのセレナでキャンプにでかける4人家族のストーリーを、生のミュージカル仕立てで見せる異例の構成で、途中、同社の星野朝子執行役副社長や、デザインや車両設計の担当者の説明を挟みながら、新型の特徴が紹介された。この演出も話題になり、「唐突にミュージカル始まってて笑う」「なんでミュージカルなんだw」「困惑しかしない」「新しいなこれ」などと驚く視聴者も少なくなかった。