ウクライナのオレナ・ゼレンスキー大統領夫人は27日に放映された英BBC放送のインタビューで、寒さの中、ロシアによるインフラ攻撃で大規模停電が起きていることについて「私たちは耐え抜く準備ができている」と述べた。夫人は既に多くの犠牲を払ってきたとして停電は「最悪の事態ではない」と強調した。
長引くロシアの侵攻により欧米などでエネルギーや食料の価格高騰が続いているが、夫人は各国がウクライナ支援で「疲弊しているとは思わない。これは世界観を問う戦争だ」と主張。戦争に勝つことは「普通の生活に戻ること」を意味すると訴えた。
インタビューはウクライナの首都キーウ(キエフ)にある大統領府で実施された。(共同)