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元サッカー日本代表、セレッソ大阪社長・森島寛晃〈27〉 日本代表入りがチームを成長させる

産経ニュース
アンバサダー時代、サッカー教室で子供たちとボールを追いかける=2010年3月
アンバサダー時代、サッカー教室で子供たちとボールを追いかける=2010年3月

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《長引く新型コロナウイルス禍で、スポーツ界は大きなダメージを受けた。多くのJリーグクラブも経営的に苦しい状態が続いている。そんな中でも、社長にはチームの強化を図り、クラブを成長させていく義務がある》


いや、もうお金もかかってきますし。セレッソ大阪の場合は債務超過もありますが、ちゃんと計画を練って進んできています。チームのところももちろん、積み上げていくようにしたい。大物を補強するのもいいですが、若手が成長していくのが一番だと思います。


《今季のセレッソ大阪はシーズン当初は控えだった選手がシーズン途中に成長。強化責任者の梶野智チーム統括部長が掲げた「同ポジションにレベルの高い選手を2人以上配する」との補強策が当たった》


いやもう、補強に関しては今シーズン、同じポジションで競争できる選手をそろえるというのは、好結果を残してくれました。それをまた、小菊(昭雄)監督を中心に、コーチ陣のみんながうまくコントロールしてくれた。実際のところ優勝できなかったのは、足りない部分があったから。しかし、チームの1年間の成長、選手の成長を含めて、ようやってくれているなというのはあります。


《ワールドカップ(W杯)カタール大会が開かれている。営業的な効果も含め、今は日本代表で活躍する選手がいないのが少し寂しい。毎回、セレッソ大阪から巣立った選手はW杯メンバーに選ばれているのだが…》


確かに、日本代表に入る選手が現れてくるといいんですけど。何人か日本代表に入ってくると、チームも全然変わると思います。

(19歳以下日本代表で、W杯日本代表の練習パートナーに選ばれた北野)颯太も、YBCルヴァン・カップでニューヒーロー賞を獲得したのはいいニュースですが、もっと存在感を出して、活躍してほしい。そうなっていくと、自然とエースに成長していく。アカデミー(育成組織)の若い選手も、やっぱりトップチームでやりたいと思うでしょうし、いろんな意味で、トップチームに昇格するのが目標じゃなく、トップチームに上がって、そこからきちんと活躍するのが目標になってくると思うんです。


《自身が初めてW杯に出場した1998年フランス大会の日本代表には、当時18歳の小野伸二(現北海道コンサドーレ札幌)も名を連ねていた。現在の北野颯太も同じ年齢である》


すごいですよね。そう考えたら、その時代に(小野)伸二を日本代表に入れた、監督の岡田(武史)さんの判断もすごいですね。(北野)颯太と同じ年齢の選手がW杯メンバーに入っていた。しかも、24年前。あいつうまかったもんなあ。


《小野は「天才」と呼ばれていた。セレッソ大阪の先輩にも同じ異名を持つ人物がいた。1995年限りで引退した佐々木博和である》


佐々木さんはめちゃくちゃうまかった。アンバサダー時代に、子供たちのサッカークリニックに一緒に行きました。10人が一度にボールを奪いにいっても、取られないんです。

(小野)伸二とはタイプは違う。今の時代、日本代表にはスピードも求められますしね。それぞれの魅力、いいところがあると思います。クリニックに行くと、参加者みんなの目が佐々木さんのプレーにくぎ付けになるんです。子供たちと対戦していても、どうなっているんだろうな、という感じ。ボールを全然奪われない。ものすごいテクニックで、何人もかわしていくんです。自分とはまったく違いました。(聞き手 北川信行)

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