NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第41話が28日放送され、航空学校で学ぶヒロインの同期生、中澤真一(濱正悟)が発した「フェイル」という英単語に視聴者の注目が集まり、SNSに大きな反響が寄せられた。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島を舞台に、町工場で生まれた主人公、岩倉舞(福原遥)がパイロットに憧れ、空を目指す物語。この日の放送からドラマは第9週「私らはチームや」(第41~45話)に入り、航空学校の帯広分校で、舞たちが初フライトに向けて準備する様子などが描かれた。
ある日、舞たちが朝食をとりながら、新しく自分たちを担当することになる教官のうわさ話で盛り上がっていると、中澤が「鬼教官」として恐れられている大河内守(吉川晃司)について「情け容赦なく学生をフェイルにしてしまうそうだ」と話した。舞は「フェイル…」と絶句。エリート学生の柏木弘明(Snow Man・目黒蓮)は、「能力がない人間を退学させるということだろ。教官であれば当然なんじゃないか」と冷静に受け止めた。
この発言が、今後の伏線になっているのではと考える視聴者は多く、SNSには「誰かがフェイルされちゃうんですかね、ツラいですけど全員合格とはいかなさそう」「やはり、ふるいにかけられるのね」などの声。またこの日、翌日に控えた初めてのフライト訓練に備え、操縦に必要な手順182項目を声に出して1つずつ点検する「プロシージャー」という作業の練習が行われたが、舞、柏木に続いて臨んだ水島祐樹(佐野弘樹)は、始めてすぐ「次、何でしたっけ?」と大河内に質問。その後も、水島がブリーフィング(フライト前の打ち合わせ)のための気象予測を軽視したり、勉学よりも女友達からの電話を優先するといったシーンがあったことから、「水島学生、フェイルになりそうな」「フラグがビンビンじゃん」「(退学させられることで)舞にパイロット訓練の厳しさを見せる形になってしまうのか」といった書き込みも寄せられた。