プロ野球とサッカーのJリーグによる「新型コロナウイルス対策連絡会議」が28日、オンラインで開かれ、約2年8カ月にわたる定期開催が終了した。会議後の記者会見で斉藤惇コミッショナーは「対応のパターンが大体、見えてきた。民間中心に科学的なデータを使い、専門家の指導を賜りながら対策をしたという点において、歴史的なイベントではなかったかと思っている」と総括した。Jリーグの野々村芳和チェアマンは「ここで蓄えたものをどう生かすかが重要。前に進めていくだけの力は、(専門家の)先生方の協力を得ながらつけることができた」と述べた。
会議は競技の枠を超えて感染拡大に対応するため、2020年3月から感染症の専門家を交えて2週間に1度開かれ、今回が第68回目。今後も必要に応じて、専門家からのアドバイスを受けられる体制は維持する。