NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第39話が24日、放送され、俳優、醍醐虎汰朗演じる吉田大誠に朝ドラファンの注目が集まり、ツイッターで「吉田学生」がトレンド入りした。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島を舞台に、東大阪の町工場で生まれた主人公、岩倉舞が空と飛行機に憧れを抱き、パイロットを目指す物語。女優、福原遥が主演を務める。
吉田は航空学校の学生で、舞の同期。母子家庭で奨学金で学校に通っている。ひかえめで優しい性格だが、成績は極めて優秀。無理を言って航空学校に入学させてくれた母を気遣い、自分が操縦する飛行機に母を乗せるのが夢だ。
ドラマは第8週「いざ、航空学校へ!」(第36~40話)が放送されており、この日は、吉田を中心に物語が展開。パートで働く母が倒れて救急車で運ばれたとの知らせを受け、急きょ金沢市に帰省した吉田は、看病のために1カ月も学校に戻れなかった。その間の勉強の遅れを取り戻すことが難しいと考えた担当教官の都築英二(阿南健治)から、次の期からやり直したほうがいいと助言され、金銭的に厳しいことから学校を辞めるしかないと肩を落とした。
舞は、彼が夢をあきらめずにすむようなんとかしたいと考えたが、吉田は、チームで取り組む課題に参加できず迷惑をかけたと謝罪。そして、母を看病しながら、学生たちが取り組んでいるすべての課題を1人でまとめ、そのノートを「よかったら使って」と言って舞に渡した。舞はすぐにこのノートを同じチームの柏木弘明(目黒蓮)や矢野倫子(山崎紘菜)たちに見せた。その内容に柏木らは驚き、舞も「吉田君やったら、今からでも遅れた分、取り戻せると思う」。全員で都築に直談判し、吉田が遅れていないということを証明するため、特別テストを受けさせてくれてほしいと頭を下げた。