NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第36話が21日、放送され、Snow Manの目黒蓮が演じる柏木弘明が劇中に初登場。目黒の朝ドラデビューにツイッターでは関連ワードがトレンド入りし、ファンは「柏木くん感じ悪いのたまらん」などと沸き立った。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島を舞台に、東大阪の町工場で生まれたヒロイン、岩倉舞(福原遥)が空と飛行機に憧れを抱き、パイロットを目指す物語。目黒演じる柏木は、父親が国際線のパイロット、母が元客室乗務員(CA)という航空一家で育ったエリート。完璧を目指す努力家でプライドが高く、弱みを見せないが、舞と同じチームで訓練を続けるなかで、次第に変化していくという役どころだ。
ドラマはこの日から第8週「いざ、航空学校へ!」(第36~40話)が始まり、旅客機のパイロットになるという夢を実現するため、舞が航空学校を受験。その試験会場で柏木と初対面した。
1次と2次試験を無事に通過した舞は、なんとか最後の面接試験までこぎつけ、そこで柏木と一緒に面接を受けた。「緊張しますね」と声をかけた舞に柏木は、正面を見据えたまま表情一つ変えずに「別に。君の緊張は俺に何の関係もない。黙っててくれないか」。面接では、面接官から得意なことを聞かれ「好きなこと」を答えてしまった舞に対し、柏木は乗馬だと答え、専門用語を並べながら大会で難しい走法に挑み、ノーミスでラウンドした体験を語って面接官をタジタジにした。
最後に「パイロットになりたい理由」を聞かれ、舞は大学時代に経験した人力飛行の思い出を楽しそうに話したが、柏木は「私は多くのお客さまの命を預かって空を飛ぶパイロットの姿に憧れてきました」と回答。面接会場から出てくると、「あんな回答がよく出てくるな。人力飛行機のようなお遊びと旅客機は違う。プロフェッショナルな厳しい世界だ。夢だの思いだの、頭の中、お花畑か」と厳しい言葉をかけ、「もう君と会うことはないだろう」と告げた。舞は驚きながら、柏木の背中に向かって「何なん!」と怒りをぶつけた。