兵庫県朝来(あさご)市の学校給食センターが今夏、小中学生を対象に募集した「給食メニューコンテスト」で、最優秀賞として、同市和田山町の和田山中学校3年、井垣文孝さんの作品「Tajimaネーゼ」が選ばれた。入賞した4品は今月から順次、給食メニューとして提供される。
同コンテストは、学校給食への関心を高めてもらうのが狙いで、今年で3回目の開催。毎回、同市産の「緑風みそ」と「黒大豆みそ」を使った新メニューのアイデアを募集しており、今回は216点の応募があり、学校関係者の審査員が完成料理の写真とレシピをもとに独創性や全体の料理のバランスなどを審査した。
井垣さんの作品は、緑風みそをベースに同市産の岩津ねぎなどを使ったパスタで、「見た目もおいしそう。食欲をそそる」と高い評価を得た。
生徒たちが考案したメニューは学校給食センターが給食にアレンジし、優秀賞に選ばれた同中3年、松本流風さんの隠し味のしょうゆが香ばしい「鶏モモ肉のみそ漬けオーブン焼き」が今月18日の献立に初登場。井垣さんの作品をもとにしたメニューは12月12日にお目見えする。
同センターは「今回はプロ顔負けのアイデア豊富な新メニューが多かった」と話した。
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