三井住友VISA太平洋マスターズ最終日(13日、太平洋クラブ御殿場C=7262ヤード、パー70)首位と3打差の2位から出て69で回ったツアー通算17勝の石川遼(31)=CASIO=が、同6勝の星野陸也(26)=興和=と通算8アンダーで並んだプレーオフ2ホール目をバーディーで制して逆転優勝した。
最終18番(パー5)で行われ、1ホール目はともにパーとして2ホール目に突入。石川は1打目を大きく右の林に曲げて2打目は左のラフに打ち込んだ。星野は1打目をフェアウエーに置き、2打目でグリーン左のバンカーへ。3打目勝負の中、石川はピン手前2メートルに着弾。星野がパーで切り上げる中、石川はバーディーパットを沈めて、3年ぶりの優勝を果たした。
石川は2019年「日本シリーズJT杯」以来となる3年ぶりの通算18勝目。2010、12年に続く大会最多記録に並ぶ3勝目となった。