国内最大級の特許・知的財産関連の専門見本市「第31回 2022特許・情報フェア&コンファレンス」(発明推進協会、日本特許情報機構、産経新聞社主催)が9日、東京・北の丸公園の科学技術館で開幕した。特許・情報関連サービス会社など85社・団体・機関が出展しているほか、最新の特許・知的財産に関する講演会やパネルディスカッションも開催される。
出展ブースでは特許の出願や権利化を収集するサービス会社や大手電機メーカーなどが最新システムを紹介。人工知能(AI)を用いて、国内外の特許や商標情報を検索・翻訳する最新のシステムが多数出品され、来場者は担当者から熱心に説明を聞いたり、デモ機を操作したりしていた。
知財情報サービスを提供するプロパティ(東京都新宿区)は複雑な特許分類作業をAIによって効率化するシステムを出展。5万件の分類が30分でできるといい、小川公人社長は「調査しにくい海外特許も人手をかけずに効率的に分類できる」とアピールした。
開催は11日まで。入場は無料だが、ホームページからの来場事前登録が必要。
詳細は特設サイトで。